◆◆ 概要 ◆◆
アンビエントオクルージョン(以後AO)の設定による見た目の違いと、
パフォーマンスに及ぼす影響をまとめました。
パフォーマンスに及ぼす影響をまとめました。
※AO (Ambient occlusion)
環境光が届きづらい所に対して影を落とす技術です。
光源を元に真面目に影を計算しているわけではなく、
物体同士が隣接していたり、窪んでいたり、穴が開いていたりなど、
現実世界で比較的光が届きにくそうなところを暗くする仕組みのため、
仮にまったく光源が無いシーンでも、影が落ちます。
◆◆ AO OFF ◆◆
AOをOFFにした状態です。当然ながら最も軽いですが、影が少なくなって少し物足りなく感じるかもしれません。
iniで設定を行う場合は、Fallout4Prefs.ini に以下のように記述します。
[Display]
bSAOEnable=0
[NVHBAO]
bEnable=0
bSAOEnable=0
[NVHBAO]
bEnable=0
◆◆ AO SSAO ◆◆
AOにSSAOを用いる設定です。物と物の間や、角になる部分などに影が落ちており、立体感が出ています。
※画像をクリックすると、AO OFFの状態との比較ができます。
真ん中の緑色のバーをドラッグし、比較してみてください。
iniで設定を行う場合は、Fallout4Prefs.ini に以下のように記述します。
[Display]
bSAOEnable=1
[NVHBAO]
bEnable=0
bSAOEnable=1
[NVHBAO]
bEnable=0
◆◆ AO HBAO+ ◆◆
AOにHBAO+を用いる設定です。SSAOに比べて影が濃くなっていて、より立体感が増しています。
※画像をクリックすると、AO OFFの状態との比較ができます。
真ん中の緑色のバーをドラッグし、比較してみてください。
iniで設定を行う場合は、Fallout4Prefs.ini に以下のように記述します。
[Display]
bSAOEnable=1
[NVHBAO]
bEnable=1
bSAOEnable=1
[NVHBAO]
bEnable=1
◆◆ パフォーマンス比較 ◆◆
パフォーマンス面での影響ですが、私の環境(GTX980)では以下のようになりました。比較した中では、やはりHBAO+が一番重たいですね。
GodRayのLow設定と同じくらいの重さがありそうです。
ただ、見た目への効果は大きいので、 FPSに余裕があれば是非使っていきたい設定です。
SSAOはそれほど重くないようですが、HBAO+に比べれば効果も控えめですね。
それでもOFFよりは良いので、最低限SSAOは適用したいですね。
以上、AOの各設定の比較でした。